自分らしく生きる。人を思いやる。寛容な社会をつくりたい。

差別や偏見、異なるものを受け入れることができない人間の弱さは、どんな社会にとっても乗り越えていきたいチャレンジです。

私たちは、教育の力でこの課題に取り組みたいと考え、第二次世界大戦時のヨーロッパで起きたユダヤ人虐殺(ホロコースト)の歴史を教材とした訪問授業やパネル貸出を行っています。年間約100の学校や自治体、PTA、地域の学習団体から依頼を受けて、総合的な学習、命の授業、道徳、人権・平和学習に役立てていただいています。

毎年1月27日、国連が定めた「ホロコースト国際デー」には、高校生や大学生たちと共にシンポジウムや上映会を開催。一人ひとりがかけがえのない命。皆が自分らしく生き、人を思いやる寛容な社会をつくることを目指しています。

2020年の東京オリンピック、パラリンピックでは、海外からの多くの訪問者を迎えることが予想されます。今から国際的な人権の意識をより高めていくことが大切です。

そのために、Kokoroはホロコースト史を教材にした学習を広げるため、スタディガイドを出版したいと考えています。